パリの電車でふと思ったこと
パリの電車の中には色んな人がいる。
(ここでいう電車は地下鉄とRERの二つを指す)
RERは国鉄みたいなもので、パリ郊外からパリ市内へ繋がっている。
だから色んな人がいて、危険な地域に繋がっていたりもするから、犯罪の数がとても多い。
私は以前にRER乗車中、目の前で友人がひったくりに逢い、パスポートと財布の入ったカバンを盗まれたことがあって、今はかなり用心して乗っている。(この話はいずれ話そう)
というわけでいつものように今日もRERに乗っていた訳なのだけれど、そうしたらいつものように私が座っていた目の前の席に黄色いカードを配りに来た人がいた。
そのカードには要約すると"家族がいますがお金がありません。お金かレストランのチケットを恵んでください"と書かれている。
数分経つと何もなかったかのようにそのカードを回収しにくる。それを読んで気の毒に思ったおばあちゃんがたまにお金をあげている。
私がRERに乗っていると、高確率でこのようにカードを置いていく手口でお金をせびる人がいる。
私は無職です、私はシリア難民です、兄弟がたくさんいます、小さい子供がいます......
しかも揃って黄色のカードで字体が一緒、文章もかなり似ている。違うのはお金をせびる理由くらい。
だから、今日ふと、こいつらグルなんじゃないかと思った。なんか裏で大きな組織が、大量の貧しい人たちを雇ってビジネスをしているのではないかと....
まあでもそんなの疑ってもしょうがないか。お金をあげる人はあげるしあげない人はあげないし。
単純に印刷頼んだ先が同じだっただけかも。
そんなことをぽけーっと考えていた連休。
パリは他の国に比べて道端の物乞いや電車の中でお金をせびる人がとても多い。地下鉄に乗ると三回に一回はお金がない、お金をくださいと演説している人がいる。
移民がこちらに比べて遥かに少ない日本ではまず見ない光景。
そんなこんなでフランス在住の学生が住んでいてふと思ったこと、面白い事件、普段の生活について、下手な文章ではありますが書いていこうと思います。
乞うご期待。